20代から
しっかり稼げる環境

20代の若手にこそチャンスがある

25~29歳_業種別_平均月収

タクシー

39.3万円

宿泊業・飲食サービス業

22.5万円

製造業

23.6万円

運輸業・郵便業

24.6万円

20~24歳の月間給与では、全産業労働者平均24万5500円に対し、タクシー運転手は29万2500円。25~29歳では、産業労働者平均29万3900円に対し、タクシー運転手は39万3000円と、タクシー運転手の月間給与平均のほうが高い結果が出ています*。これは、一般的な企業ではまだまだ年功序列が根強く残っており、20代若手社員の給与水準が低く、役職にもなかなか就けないため、頑張っても給与に反映されにくいのに対し、タクシードライバーは年齢に関係なく、頑張れば頑張ったぶんだけ稼げる成果報酬型になっているからです。20代の若いうちからしっかり稼げるのがタクシードライバーの魅力と言えるでしょう。

*一般社団法人全国タクシー・ハイヤー連合会発表の「タクシー運転手と全産業労働者(男性)の年齢階級別給与比較(令和元年)」による

20代でタクシードライバーになるには

タクシードライバーになるには「二種免許」が必要ですが、「二種免許」の取得には、「一種免許」取得から3年以上経過していることが条件となります。現在、日本では満18歳以上で「一種免許」が取得できるため、最速でタクシードライバーになれるのは21歳から。つまり、大卒の方であれば資格は十分にあると言えます。そのため、近年ではタクシー業界大手各社が積極的に新卒採用を進めており、新卒で入社後、「二種免許」取得費用を会社が負担し、タクシードライバーとしてデビューできるようサポートしてくれるところが増えています。なお、2022年をめどに、「二種免許」の取得条件が、「一種免許」取得から1年以上経過に緩和される見込みなので、若手の方にとってますますチャンスが広がっています。

戦略的なので20代に向いている

実は、稼ぐタクシードライバーになるにはちょっとした戦略が必要です。ここではそんな戦略の一端をご紹介します。

STRATEGY

戦略1_エリアを知る

会社や飲食店が多い場所、バスなど公共交通機関の便が悪い場所など、人の多いエリアで車を走らせることが重要です。最初は土地勘もなく、慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、日々ゆっくり走りながら、お客様の流れを観察することで、自然と人の流れが見えるようになってきます。

戦略2_時間帯を知る

タクシーを使いたいお客様が多い時間帯、それは間違いなく夜です。仕事帰りやお酒を飲んだ後、さらには終電がなくなってしまった後など、家に帰るために長距離になるお客様も少なくありません。とくに終電の終着駅などは、長距離のお客様を見つけられる可能性も高くなりますし、深夜料金が発生するため、売上を上げやすい時間帯と言えます。

戦略3_天候を知る

急な天候の変化で雨や雪が降ってきたときなども、タクシーを使うお客様が急激に増えます。とくに通勤・通学の時間帯などは、タクシーを呼んでもなかなか来ないということがよくあるくらい、一気に需要が供給を上回ります。とくに、家から駅まで、駅から家までといった短距離での運行回数が多くなる稼ぎ時なので、天気予報は見逃さないようにチェックしましょう。

戦略4_電車の運行情報を知る

電車の遅延や運休などが発生した際にも、タクシーを使うお客様が急激に増えます。こちらも天候同様、通勤・通学の時間帯とかぶると、タクシー待ちの行列ができるほどです。電車の運行情報が通知されるアプリなどを活用して最新の状況がわかるようにしておくと、チャンスを逃さないでしょう。

戦略5_流し営業をする

大都市圏の場合、「流し営業」で積極的にお客様を見つけにいくも一つの戦略です。確実にニーズの見込める駅や乗り場で待つ「待機営業」も戦略の一つではありますが、自分で動くことで、お客様が多い場所や時間帯など、新たなポイントを見つけることができるかもしれません。

戦略6_記録を残す

稼ぐタクシードライバーの中には、お客様を載せた場所、乗車時間、降ろした場所(目的地)、降車時間、天気、男性か女性か、職業は何か、何名で乗ったかなどをExcelで管理して、月ごとに分析している強者もいます。まるでゲームを攻略するような感覚で、自分の中での「勝ちパターン」を見つけだしていくのです。

このようにタクシードライバーという仕事は、
実に奥が深く、戦略的なので、ゲームやアプリに慣れ親しんだ若い20代の方に向いている仕事と言えます。